スポーツ(バスケットボール)の補強運動として、自宅でバーベル(30?くらい)等を使用しトレーニングしています。
基本的に立位でスティッフレッグドデッドリフトやベントオーバーローイング、アップライトローイングを行なっていて問題無かったのですが、上腕三頭筋を鍛えるために立位でダンベルフレンチプレスを行なった後の練習(バスケ)でシュートのフォームや感覚が崩れてしまいました。
座ってやるのが基本だとは思うんですが、バスケでシュートを打つ時に背筋まで余計な緊張が入ってしまっているように感じました。
立位でやれば体幹はもちろん、下肢の筋肉も緊張するのはわかっていますし、筋肉痛まで行かなくても新しい種目を始めた初期は筋肉が疲労で固くなってしまってプレーに影響するといった事も経験有るんですが、やはりフレンチプレスは座位でやっていった方がいいんでしょうか?
例えば、野球やテニスなどのグリップを使う競技と違い、バスケットのように大きなボールを扱う競技の補強トレーニングとしてやるならサムレスグリップが基本だったり、素人が見落としがちなコツがあると思うんですが、バスケットの補強運動として今後トレーニングしていくにあたって参考にしたいと考えております。
よろしくお願い致します。
- 回答者:のみさん|回答日時2015-07-29 17:24:23
考え方としては正解だと思いますよ。
ただ、負荷(重量)が高すぎるのではないでしょうか?
負荷が高すぎると本来使わない筋肉にも負荷がかかり、その負荷に対して神経も発達してしまい、フォームの崩れや力みがおこりやすくなります。
トレーニング方法も色々な考え方がありますが、各種スポーツにおける運動能力向上のトレーニングの考え方として、
スピード、パワー、持久力…など、何の為に、どのようなポジションや種目で、どのくらいの負荷でトレーニングするべきか?考える必要がありますよね。
ご質問の主旨とは少しずれますが、簡単に説明致します。
例えば… 野球をやっている人がパワーをつける為にベンチプレスやバーベルスクワットやデッドリフトで筋が1.5倍に上がったとして、
それだけで打球が速くなったり投球が速くなったり…野球に活かされるのか?
(筋肉ムキムキの人がスポーツ万能なのか?って事)
野球に関わらず各種スポーツの動作に合わせて全身の筋肉や関節を連動させなければ狙った運動能力向上効果は出にくいですよね。
自分のやっているスポーツの基本動作を分析して、その動作の中で筋トレをし連動性を高める事が重要になってきます。
バスケットの場合…
シーテッドよりスタンディング、
ダブルハンドよりシングルハンド、
キネティクチェーン(連動性)を意識したトレーニングの導入、
筋トレで筋力アップ → 連動トレで連動力アップ
この考え方にそったトレーニングメニュー作りが基本的な考え方です。
- 回答者:ken|回答日時2015-07-30 11:02:08
ダンベルフレンチプレスを立位で行ったためにシュート時の余分な緊張があるということですが、大変いいことだと私は考えます。
感覚の鋭い人しか感じ得ない感覚だからです。
ここはポジティブに考えてフレンチプレスが競技に活かせるようになるまで行っていきましょう。
フレンチプレスは必ず座位のほうが良いというわけではありませんよ。
競技の違いでグリップをサムレスにするかサムアラウンドにするか決めるのではなく、種目をおこなうときの危険性で決めるといいですよ。
このまま継続していきましょう。
- 回答者:筋トレ職人|回答日時2015-07-31 14:34:41
凄く勉強されていますね。素晴らしいことです。
ここではあくまでも個人的な意見として、回答させていただきます。
まず、ウエイトトレーニングとスポーツ競技は、動きが違うのが当然です。
なぜならウエイトトレーニングは、競技力の向上ではなく、「筋力」を安全に効率よく鍛えられるフォームとなっているからです。
筋トレを競技特性にあわせて行なう方法もあるとは思います。
しかし、それは本当に効率的でしょうか?
筋力と競技力を両方高めるようなイメージで良いとこ取りをしているように見えますが、効果が中途半端になってしまうのではないでしょうか。
また、筋力が上がれば今までの感覚と異なるのは当然です。
今まで10の力でシュートがちょうどリングに届いていたのに、筋力が上がったことで5の力でリングに届くようになったとします。そうすると選手としては今までの感覚でシュートを打ってしまうと入らなくなってしまうという現象が起こります。
これはどんな競技でもおこります。
ウエイトトレーニングはあくまでも基本的な体力(筋力や筋持久力、筋瞬発力など)を高めるためであり、競技のスキルを高めるには、並行して競技の練習を行なわなくてはいけません。
向上した体力を、競技練習で調整して上手く使えるようにする必要があるのです。
その点をしっかり理解して、ウエイトトレーニングを導入してみてはいかがでしょうか。
ご質問の内容の回答としては、立位でも座位でもどちらでも問題ないと思います。
また、サムレスグリップについても、安全第一に考えればサムアラウンドグリップの方が良いかと思います。
頑張ってください。